米食は栄養満点!おかずと一緒に美味しく楽しくバランスの取れた食事を【いこい通信No.14】
今年も新米の季節がやってきました。
今月はお米の話です。
お米は栄養満点
私たちの食卓に欠かせないお米。実はお米は非常に栄養豊富な素晴らしい食品です。
「お米を食べると太る」と思われている方がいらっしゃるかもしれませんが、それは誤解です。
特に玄米は良質の植物性タンパク質を多く含んでいます。
玄米と白米
玄米の栄養価はずば抜けて高く、白米と比べるとあらゆる栄養面でかなり差があります。
精製されて捨てられてしまう胚芽と糠の部分には、ビタミンB群をはじめとする貴重な栄養素(特にミネラル)が非常に多く含まれているからです。
玄米は白米に比べて、ビタミンB1は5倍以上、ビタミンB2は2倍、ビタミンEは4倍、マグネシウムは9倍、ナイアシンは5倍、カリウムは2倍以上含まれています。
これらのミネラルは私たちの体になくてはならない重要な物質です。わずかな量でも不足すると、体の機能を維持したり、調節したりできなくなってしまいます。
玄米の食物繊維は白米の6倍もあります。
食物繊維は腸の働きを整える効果があります。また、消化吸収に時間がかかるので、血糖値の上昇スピードが抑えられ、主食として糖尿病の予防にも適しています。
発芽玄米
発芽玄米とは、玄米の胚芽を発芽させたもののことです。
「発芽米」という商品名で呼ばれているものもありますが、それも中身は同じです。
玄米のままだと炊飯器で炊くのが難しく、食べづらさがありますが、玄米が発芽すると柔らかくなるため、白米と同じように炊くことができます。
発芽玄米は酵素の働きでさらに栄養価が高くなっていることに加え、普通の玄米よりも美味しく食べやすいという嬉しい利点もあります。
米食のすすめ
お米は体に必要な栄養素を含む優れた食品であり、主食のお米におかずを組み合わせることで、さらにバランスの取れた食事になります。
お米を日々の食生活に取り入れ、日本人の体質に合った米食をいただくこと、そしてお米に合った昔ながらのおかずを楽しむこと。これが私たちの心と体にとって一番喜ばしいことだと、私は感じます。
沼井